こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!
ヴェイパーフライNEXT%の発表に注目が集まる中、同時期に更新されたズームフライ3。
ヨメ
TK
そんなちょっとした疑問を持ってしまった名称ですが、お気に入りのズームフライフライニットが大幅更新ということで自然と期待感は高まってしまうもの…!
早速購入して走ってみました!
目次
ナイキ ズームフライ3(ZoomFly 3)の外観
TK
思わずそう感じてしまうほどの厚底…!笑
ヴェイパーフライNEXT%の発表時、ナイキの公式では以下の様に発表されていました。
- オフセット(踵と前足部の厚みの差)が11mmから8mmに。
- フォームの量を15%増量
簡単に言えば、前足部の厚みが増したということですね!
走行感はあとで記述しますが、大きく変わっています。
また、アッパーはNEXT%と同じく新開発のヴェイパーウィーブ。
フライニットよりも軽量・通気性が良い・雨や汗を吸いにくいという高性能素材になっています。
TK
ちなみに、本当にペラペラのヴェイパーウィーブだけなNEXT%に対し、こちらは黒く柔らかいインナーがついています。
軽量さよりも耐久性を意識したのかもしれません。
足を入れてもだいぶソフトになっています。
ズームフライフライニットと比べて一番進化しているのはアウトソールかもしれません。
少し溝が深く(その分アウトソールが厚く)なっている様です。
もともと滑る靴ではなかったのですが、明らかにグリップが良くなっていると体感できます。(特に濡れた路面の時)
ズームフライ3の第一印象
同時に発売されたペガサス ターボ2は、初代と比較して軽量化の正統進化という感じでしたが、ズームフライ3はズームフライフライニットと比較した時に『別のシューズ』と感じました。
ズームフライフライニットとの比較
走ってみてまず感じるのは以下の点。
- アウトソールが硬い
- 内側はソフト
- フィット感よし!
- 前足部が柔らかい(厚くて沈む感覚)
- グリップは良くなった
アウトソールが硬い
素材が変わっているのかは分かりませんが、おそらく溝を深くするために厚くした結果、固く感じているのだと思います。
(クッションがないのではなく、あくまで地面と設置した瞬間のフィーリングとして「接地面が硬い」という感じです)
また、それに伴って着地音も少し変わっています。
フライニット「パッ パッ パッ パッ…」
ズームフライ3「カッッ カッッ カッッ …」
といった様な印象。
今まで公園で走っていてもかなり近くに行くまで振り替えられなかったですが、ズームフライ 3は高校生たちには10m近く手前で振り返られたりして少し驚きました。
(散歩するおじいさん・おばあさんは相変わらずなので、少し音が高くなったことで高校生とかには気になりやすい音になったのかもしれませんが…)
内側はかなりソフト
足首周りや甲の部分はウェットスーツの内側の様なソフトな素材、それ以外の部分もメッシュ素材がインナーになっているので、思ったよりもずいぶんソフトです。
私は比較的足がスレやすいタイプで、アディダスやアシックスの靴を使うときはいつも靴下を履いていました。
数少ない靴下なしで履けたのがクラウドフラッシュとクラウドフロー。
トライアスロンのショートレースでは靴下を履く時間を省略するため、クラウドフラッシュを使用していました。
ペガサスターボ2に続き、こちらもソフトだったので裸足で試してみましたが、問題なくいけました!
あえて言うならメッシュと黒いソフト素材のつなぎ目になっている縫い目が少し気になるかもしれません。
ただ、私はトライアスロンでもミドル・ロングは靴下を履いています。
ターボ2は軽くてショート向きだったので靴下なしで履けるのはメリットとなりましたが、重量もあってあまりショート向きでないこちらは靴下なしで履く機会はあまりないかもしれません…笑
おまけですが、ズームフライ フライニットは踵の部分に指をかけるループがついていて履きやすかったのですが、ズームフライ 3では無くなっています。
レース中に脱ぎ履きして、その速さが競技時間に含まれるのはトライアスロンやデュアスロンくらいで、圧倒的多数のマラソンランナーには不要だったからでしょうか…?
フィット感よし!
パッとみるとシュータンがある普通のデザインに見えるのですが、実はフライニットの様に包み込むスタイルです。
トライアスロンで急いで履く時、シュータンがあると内側に丸まったりするので、この包み込むタイプの方が私は好きです。笑
また、少し見にくいのですが、踵の内側にクッションの様なものがついています。
これのおかげで、ペラペラの素材でも踵にフィットして安定感が増しています!
前足部が柔らかい
これも走り始めてすぐに感じました。
前足部(母指球のあたり)に体重がかかった時、リアクト素材特有の「ムニッ」と沈む感覚があります。
NEXT%が「前足部のフォームを厚くし、エネルギーリターンをアップさせた」と言われているので、この部分が厚くて沈む感覚がするのはある意味当然なことですね(^_^;)
ただし、NEXT%は「ナイキ史上最大のエネルギーリターン」というzoom Xなのに対し、ズームフライ 3は耐久性を含めたバランスの良さが売りのリアクト。
似た様な構造でもNEXT%ほどの反発は得られません。
グリップは良くなった
アウトソールのところでも書きましたが、アウトソールには改良が加えられ、グリップ力が向上しています。
TK
ただし濡れた金属(マンホールの蓋や側溝の蓋など)は流石に滑るので、なるべく回避しましょう。
使用している友人の感想
何人か購入した友人もいるので、しようした感想を聞いてみました。
使用者の声
- フライニットより通気性は落ちた気がする
- クッション性はさらに上がった
- ジョグならフライニットがやり易かったけれど、インターバルだとズームフライ 3の方がスピードに乗れる
1つ目は私も感じます…ズームフライ 3に採用されているヴェイパーウィーブはフライニットよりも通気性も良いとのことでしたが(ナイキ談)、耐久性を高めるために裏地などがついているせいかもしれません。
2つ目は…確かに初めてフライニットを履いた時よりクッションが良くなっている気がします。
しかし、フライニットがある程度使用してクッションが下がった状態で、ズームフライ 3は新品だからと言うのも含まれているかもしれません。笑
3つ目に関しては、私はどちらかと言うと逆で、ジョグはズームフライ 3がやりやすくスピードに乗せるのはフライニットの方がやりやすいと言う印象でした。
TK
ズームフライ 3の耐久性
おそらく、ものすごく長持ちします。
ミッドソールのリアクト素材の耐久性が非常に高く、ズームフライ フライニットは800km走ってもまだまだクッションと反発力が非常に高いレベルで残っています。
その上、アウトソールが厚くなり溝も深くなったことで、なかなか擦り減らなさそうです。
NEXT%の練習用として1足あればずっと使える!?
ズームフライ 3の重量
ズームフライ 3の重さに関しては、測る前から少し嫌な予感はしていました…
先ほど述べたNEXT%の発表に、
- フォームの量を15%増量してよりエネルギーリターンを得られる様に
- フォームの量は増えたけど、重量はそのまま
TK
TK
実測してみると…
右が256.9g、左が256.1gで、平均256.5gでした。(26.5cm)
知人の27.5cmは270gほどあったとのこと。
ターボ2が208g、ズームフライフライニットが238gなのと比較すると、やはり重さが目立ってしまうところではあります。
ズームフライ 3はどんな人が使う?
私の中では「ヴェイパーフライNEXT%と形が似ているし、その練習用かな?」と感じています。
NEXT%は踵と前足部の落差がズームフライ フライニットよりも結構小さくなっているので、走った時の感覚に差が出てしまいます。
そこで比較的形が近いズームフライ 3を普段の練習用に持っておきたいですね!
ただし、重量が増した分、NEXT%とズームフライ 3の重さの違いは、4%とフライニットの差よりも大きくなってしまいます。
NEXT%独特の強烈な反発もあるので、レースペース走はロングのブリックランなど、本番を想定した練習ではNEXT%で練習したいかな?とも感じました。
ズームフライ 3のサイズ感について
私は26.5cmで使用しています。
最近のナイキのシューズは全て26.5なのですが、若干サイズは違います。
【ズームフライ sp Fast < ズームフライ フライニット < ターボ2=NEXT% < ズームフライ 3】といった感じで、多少余裕があります。
裸足で履くときは26.0でも問題なく行けるかもしれませんね…
参考までに、他の靴はこんな感じです。
27.0cm
アディゼロ タクミ sen、アディゼロ ジャパンブースト、ペガサス35
26.5cm
ターサージャパン、ターサージール5、クラウドフロー、ズームフライ(厚め靴下)、ズームフライsp Fast(薄め靴下、少しキツめ)、ペガサス ターボ、ペガサス ターボ2、ズームフライ 3、ヴェイパーフライNEXT%
26.0cm
クラウドフラッシュ(ショートレース用に裸足前提)
まとめ【ズームフライ 3の評価】
大人気のズームフライ シリーズ最新作・ズームフライ 3!
しかし前作のズームフライ フライニットの上位互換というわけではなく、
- 前足部の厚みによる走行感の変化
- ソフトでフィット感も良い内装
- 重量の増加
- グリップ力の向上
など前作よりも多少癖がある様な仕上がりになっています。
次のレースシューズのスタンダードになりそうなNEXT%に最も近い形のシューズなので、練習用に一足持っておくと便利そうですね!
増えすぎたランニングシューズをコンパクトに収納!笑
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