IRONMANケアンズといえば、日本人にもトップクラスに人気のあるIRONMANの1つです!
- コース・気候ともに走りやすい
- 日本から直行便で7時間程度のアクセスの良さ
- 時差もわずか1時間
- KONA世界選手権のスロットも多い(選手のレベルは高いけど)
そんなIRONMAN(アイアンマン)ケアンズ2016に参加してきました!
2016年は日本人スロットがあるということで、日本人はまさかの400人もエントリー!!
日本語説明会や日本語トランジションツアーもあったりと、日本人に非常に優しい大会でした!
そうだ ケアンズ、行こう
そもそも、なぜいきなりケアンズに行くことになったのか?
1人海外なんて行ったこともない、英語は中学英語も忘れかけ、飛行機なんてサラリーマンになってからの5年間乗ってない、輪行もしたことない、そんな私が。
いきなり1人で海外アイアンマン。
きっかけは3月の名古屋ウィメンズマラソンのタキシード隊で知り合った先輩トライアスリートに、盛大な勘違いを指摘されたこと。
私「昨年トライアスロン初めたんですけど、やっぱりKONA目指したいんですよね~」
私「だからエイジランキングのロング狙ってるんですけど、五島長崎は若干申し込み遅れて出れず、宮古島は先行落ち、この調子だと佐渡や皆生も先行通るか怪しくて、そもそも出れるロングがないんですよね…」
先輩「え?KONA?エイジランキングが関わるのはITUの世界選手権で、KONAに行きたければ海外のIRONMANで年代別上位に入らないといけないよ?」
俺「え??」
先輩「今ならちょうど2ヶ月半後のケアンズで日本人専用スロットがあって狙いやすいから行ってみたら?」
と、言うことでデビュー戦からわずか10ヶ月、ロングに当選していなかったからロング用の練習もしていなかったのに、いきなりケアンズに出ることに決めました。
しかも申し込んだ1週間後、バイクの練習中に交通事故にあい、1ヶ月練習できなかったから、事実上直前1ヶ月で仕上げるっていうね・・・良い子は真似せずきちんと練習しましょう
準備編
2日前から徐々に寝るのを早め、前日は20時に就寝。
…が、もちろんなかなか寝付けず、21時、22時、23時と目を覚ましながら、飲み物飲んだりエアコン調節したりしてなんとか就寝。
ホテルによってエアコンの効きや布団の暑さが違うので、余裕があれば前日までに快眠できる設定を探っておくのが吉。
朝食はガッツリ
朝は3時に起床。
まぁなんだかんだ眠気はなく、体調は良さそう。
熱めのシャワーで目を覚ましてから、朝食。
トライアスリートトレーニングバイブルによると1200kcalくらい摂れと。
「朝食をしっかり食べたかどうかはランで影響する」とな。
前日にコンビニのような店で大量に買い込んでおいた。
いや実際に並べるとヘビーすぎる…笑
バナナ1本、カロリーメイト1箱、ヨーグルト250gを食べ、牛乳と野菜ジュースを飲む。
でも前の晩に大盛りパスタとピザをホールで食べているため、これ以上食べれないw
残りはインスリンの時間も考慮して、スタート2時間前の5時半までにカロリーメイトゼリーを2つとして、ホテルを出ることに。
どんだけ日本からカロリーメイト持ち込んでるんだよ
シャトルバスで会場へ
徒歩5分くらいでシャトルバスのバス停へ行き、予約確認メールを見せて乗車。
トラスーツの上にTシャツハーパンできたけど、周りはトラスーツだけにサンダルが多い。
40分ほどバスに揺られ、間も無くスイム会場のパームコーブという頃に…
ザァァァーーー
早速の土砂降り。
バスの中のテンションの下がり具合が異常((((;゚Д゚)))))))
その中でもゴミ袋をかぶり出すアスリートたち。
準備いいな、次は見習おう。
まぁ天気予報通りにわか雨だったらしく、5分後にバスが着く頃には止む。
真面目に起きて10分早いバスに乗っていたら直撃したな、とポジティブに流しておく。
スイム編
スイムコース概要
スイムコースは波の出るプールの最大級の波を左前から受け続けながら900m進み、波に向かって50m、今度は右後ろからの波で900m、波に押されて50m。これを2周。
ただでさえ波が大きいのに、ブイが250m先とかにあった…
おまけにブイとライフセイバーのジャケットの色がオレンジで被る((((;゚Д゚)))))))
何度か間違えて蛇行した…ヽ(;▽;)ノ
トランジションにはヘッドライトを
そこからトランジションの準備に入るが…5時半なので真っ暗。
スマホのライトを使ったけど、雨と作業性を考えたらヘッドライトを持っていくのがベター。
一通り補給、空気入れ(借用。隣の寺田くんありがとう)、バイクシューズのセットを終え、6時。
スタートまで1時間半暇。
とりあえずトイレに…行ったら大行列。
そりゃ現地のトイレ6個、仮設トイレ10個くらいでアスリートが3000人(フルと70.3の同時開催)だもんな…30分待ちで入れた。
ギリギリで並んでたらいろんな意味でDo not startになっちゃうところ。
無事終えた後でウェットスーツを着にバイクのところに戻る。
日焼け止めやワセリン塗りながらウェットスーツを着ていたら…
パァーーンッ!
えっ?!(◎_◎;)
誰もいないところの自転車のタイヤが突然破裂((((;゚Д゚)))))))
まだ気温も上がっていないのになぜ!?
スイムから上がってきたらいきなりパンク修理とか可哀想すぎる…
そして自分は高めに8Bar入れた空気圧を少し下げるw
バイクの無事を祈りながら海へ。
曇り空の合間からの朝日が美しい…
ザァァァーーー
うん、今度は雨じゃなくて波の音。
前日に撮った写真の1.5倍くらい荒れてる。
ちなみにこれは前日。写真だといまいち伝わらないけど、IRONMANの1mくらいの巨大なブイが、波の壁で余裕で見えなくなるくらいの波だった。
日本人サポーターのジャックさんが前日の昼に『朝は気温が低くて風が弱いから、今より海は荒れてないよ』って言ってたのに…
まぁいいや、条件は全員同じ。
ウォームアップ
まぁ文句を言っても自然は変わらないので、適応するべく試泳兼ウォームアップへ。
泳ぎ終わったところでまた失敗に気付く。
ここ、給水所がない…
セントレアも長良川もスタート前には給水所があったのだが、ケアンズはそれが無い。
ボランティアに頑張って英語で聞いたら『ビーチには無いから、トランジションエリアの水道に行け』ってさ…次からは事前確認しよう…
どうこうしているうちに7:35のプロスタート時刻。
みんなものすごい勢いで走り出して波に突っ込んでいく。
とりあえず眺めながら第1ブイまでのコース取りのイメトレだけしておく。
7:45頃から一般のスタート。
ケアンズはビーチスタートだけれど、エイジ別や一斉ではなくローリングスタートといって、自己申告タイムの速い人から5人ずつくらい海に入っていく。
当然タイム計測はスタートのゲートを越えた時刻からゴールのゲートを超える時刻まで。
つまり、相手のスタート時刻が分からなければゴールまでどっちが勝っているかわからないという非常に厄介なシステム。
後に悲劇の元になるわけだけれど…
そんなことは知らないので、とりあえず60分~65分のグループでスタートし、周りの流れに乗る。
それにしても屈強なIRONMANたちが押し返されるほどの波。
その姿はまるで海に行っては波に押し返される産まれたばかりの海ガメの様←
1周目の後半あたりから首の後ろが擦れて痛くなり始めるけど、我慢してひたすら泳ぐ。
それなりにいい位置にいるのか、バトルはゼロ、周りも同じ様な一定ペースで泳ぎやすい。
2周目に入り、日が出てきた…
曇っていたから視視界を確保しようかとノーマルレンズのゴーグルにしたけど、朝日が出るとめちゃくちゃ眩しい…ミラーレンズの方が良かったかな…?
1時間も泳ぐと途中の天気の変化の予想もいるのね…
スイムアップへ
2周回の最後のブイを回ってしばらくして周りを見ると…
あれ?誰もいない…
背泳ぎ気味に周りを見渡すと、25mくらい離れたところに人の列が…
あ、みんな最後のブイからトランジションゲートに向けて一直線…確かによく見るとスイムアップ直前にもう1つブイ…
1人だけ3周目に向かうかのように回ってたのね…コース確認不足のため1人でタイムロスorz
そしてスタート時に時計を押し忘れたからタイムわからず。
T1へ
ウェットを脱ぎながら砂浜を駆け抜け、後ろのポケットに入れておいたアームカバーをつけながらギアバッグを受け取り、更衣室でヘルメットを被ったらまた走りながらバイクグローブを取り付けマイバイクへ。
周りの同じエイジグループのバイクはみんなあるから、スイムは1番不得意種目な割にはいい順位で上がれたみたい。
バイクを押してトランジットエリアを駆け抜け、180kmの長旅へ…
スイムラップ、1時間5分51秒。
260位/約1700人
↓つづき「バイク編」
IRONMAN Cairns(アイアンマン ケアンズ)レースレポート バイク編
こんばんは❗️
とても参考になるので今熟読しています。
単独2019年ケアンズアイアンマンに参加します。
質問が2つあります!
1 ジェルや粉末ドリンクはシーコンの中に入れておけば持込みチェックは大丈夫でしたか?
2シャトルバスについて
◼️T2にバイクバッグをセットするためのシャトルバスの予約
◼️T2→T1に戻るときのシャトルバスの予約
◼️レース当日のシャトルバスの予約
それぞれどのようにしましたか?
3バイクトランスファーは金曜日の時間帯だと余裕無さすぎですか?
沢山質問ですみません!
お時間のあるときにお願いいたします!