こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!
2017年のIRONMAN台湾に出場し、無事KONA世界選手権のスロットを取得してきました!
しかもエイジ総合優勝、プロ込みでも総合7位というおまけ付き!
今回はロングということで3部作!
スイム編:長い割に水中の話は短い
バイク編:ここだけ真面目なレースレポート
ラン編 :悲劇?喜劇!?ポンフーの街を先頭で駆け抜けるバカ殿
↓スイムパートはこちら
アイアンマン台湾 エイジ総合優勝!~スイム編~アイアンマンで一番長いバイク編です。
ここではペース管理も重要ですが、何より大切なのは補給戦略。
ここでカロリー不足・塩分不足・水分不足を起こすと、後のランで大ダメージを受けます。特に今回はかなり暑いレースだったので、エイドでかなり減速してでも可能な限りの水かけとドリンクの確保に努めました。
【せっかく台湾に行ったなら観光もしちゃいましょう!】
バイク編
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バイクコースは基本平坦基調で、一番奥の折返し付近が少し高台になっている。2周回するため大きな坂は2箇所。累積標高は1,100m程度。
風は比較的強く、ディスクホイールは禁止となっている。ただ、横風がそれほど強いかと言われると、アイアンマン ケアンズや宮古島トライアスロンの橋の方がヒヤリとすることは多かった。
朝6時にスイムスタートなので、バイク序盤の7~9時はそれほど暑くないが、2周めに入る頃にはどんどん気温が上がってくるので、給水・かけ水・塩分なども変化させるのが吉。
ちなみに序盤の市街地ではトラックや原付きに注意!台湾本島はロードバイクに慣れていてもポンフーはロードバイクのスピード感に慣れていないようで、結構ギリギリに交差点進入とかあるし、トラックがいきなり路側帯に寄せて停車とかしてくる…
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今回のバイクの設定タイムは5時間10分。(だいたい時速34.8km/h)
平地なら問題ないペースだけど、累積標高1100mと30度を越える気温や強風を考慮。
そしてロングのバイクパートではペースメイク以上に補給をきっちり取り水をかけ続けて冷やすことが課題。
2kmほど走ったところで前走者に追いつく。
ゼッケン1179。
お、ちょうど要チェックライバル。
12mの間隔をあけながら、しばらく後ろに付かせてもらう。
6kmあたりで全走者との間にトラックが割り込んできて急停車!
なんとか追突は回避したものの、ドリフトブレーキでそのまま落車。
左親指の爪が1/4ほど剥がれ、右膝擦過傷、左肋骨打撲で内出血、ディレイラーから異音、DHバー変形…
テンションだだ下がりだけど、今回はコナがかかっているのでこの程度では負けられない!
その他にも交差点とか家から普通に原付とか飛び出してくるので、集中し続けないとなかなか危険なレース。
幸い、1179は34km/hくらいで走っていたので、ほどなくして追いつき、ストーカー再開。
…30km地点で今度は段差で後ろのボトルが吹っ飛び、回収に戻る。
ただの水やスポドリならタイムロスはしたくないけれど、BCAA・クエン酸・粉飴入りなので回収しなければ今後の補給に響く…
拾って30秒のロスなら…36km/hで走れば5kmで追いつくかな?そんな計算をしながら想定通り36km地点で追いつく。
…てかこんな簡単に追いつけるなら、後ろで様子をうかがって走るより早く前に行った方がいいんじゃないか?←
ちょうどその頃、クソ速い外人2人が来たので、便乗して飛び出し。
普通に38〜40km/hで走っていくと思ったら、この2人がバイク終了時点で1,2位となる外人だった。
自分の他にもう1人付いて来たんだけど、その人は3mくらいしか間を空けず、完全にルール違反。
そう思っていたら40km地点で後ろからマーシャルが走って来て、様子見する時間もなくホイッスルからの違反カード提示、道路脇に止まらせてペナルティー5分。台湾のマーシャルさんはなかなかいい仕事をしてくださる
そのあたりから徐々にアップダウンが激しくなる。外人2人は登りはペース落とすけど下りはめちゃくちゃ速い。これがローラーと実走のスキル差。
すぐに離され、50kmあたりからの4時間はずっと一人旅。風が強いから12m開けても風よけ効果はあり、誰かと共闘できるといいんだけど…いかんせん人がいない。
実はこの時点でエイジ総合7位くらい、最終的に3位まで浮上するから全く人がいないが、そんなことをレース中に知る手段はなく。笑
87kmあたりでトライアスロンスクール・ゴーヤーのコーチ?を抜き、95kmで折り返した後は1179との差が4kmに広がっていることを確認。7分程度か?一応すれ違いでは他の選手が迫っていないかゼッケンは確認するように努めたけど、相対速度70km/h程度もあるので見落としも考えられる。
冷静に時間を計りながら走っていたら、前方には見覚えのあるトラスーツ、黒光りするゴツい男…ライバルの近藤さんがいた。
バイクがめっちゃ速いのに今日はキツそう…熱中症かな?一声かけてから抜かせてもらう。
2周目に入る頃には10時に近づき、気温もかなり高くなる。気持ち的にはここからがやっとレーススタート、これまではウォームアップ。
前も後ろもいないので淡々と走り続ける。
バイクパートでいつも頭の中に流れているのは…
マリオカートのレインボーロード。
しかもスーファミ版。ちょうどペースがいい感じ。
日本ではアプリでリアルタイムにペースを見ながら『ドイツ人が後ろから迫ってきた』とか盛り上がっていたが・・・私は気づかなかったが・・・。
130kmあたりで1人目の女子プロを抜き、165kmあたりで2人目の女子プロを抜く。
7分早くスタートしてるから、この選手達よりすでに7分以上のリード。
バイク終盤で追いつくかとは想定してたけど、なかなかいいペースらしい。
158kmが最後のエイドになるので、飲み水とかけ水を多めに取り、ランの前に体内を水分で満たしておく。
過去のロングではこれができていなかったため、ランで水分が足りなかったと思う。
1時間に吸収できる水分にも上限があるので、ある程度早めに蓄えることも重要♪( ´θ`)ノ
水分・塩分・糖分、全て補給は十分で、足に疲労もそれほど感じない万全の体制でランへ!
バイクラップ:5時間18分42秒(33.5km/h)
バイクの年代別順位:2位
バイクの総合順位:16位
バイク終了時点:年代別1位、エイジ総合3位
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