こんにちは、パパサラリーマンのTK(TK@パパサラリーマン)です!
世界の表彰台を独占しているので気になるけど、全然手に入らないシューズ『ヴェイパーフライ 4%』。
後継モデルの『ヴェイパーフライ 4% フライニット』が発売してから随分と時間が経ち、ようやく供給が安定してきた感じもあります。
(それと同時にNEXT%が発表…笑)
2万5000円オーバーと、ランニングシューズにしてはかなり高額な部類。
気になっても、実店舗では全然見かけないので買いなら通販。
本当に速く走れるのか・サイズ感などなど戸惑うことも多いでしょう。(私がそうでした…)
実際に購入して使用してみたところ、そのすごさに驚くと同時に、
TK
と感じたシューズです…
目次
ナイキ ヴェイパーフライ 4% フライニットの外観
その名の通り、初代からアッパーがフライニットに変更されているので、薄い・1枚の編み込み素材になっています。
一枚の編み込みと言っても密度に変化をつけることで、場所によって通気性を上げたり、耐久性やホールド感を上げたりと調整されています。
初代ヴェイパーフライ4%はペガサス ターボと形が似ていましたが、ヴェイパーフライ4%フライニットはズームフライ フライニットと形がよく似ています。
TK
横から見てもほぼ同じ…
ミッドソール素材にリアクトとzoom Xの違いがあるため、よく見てみると少し質感が違います。
(逆に言えば、そこを見るくらいしか違いが分かりません…)
アウトソールもズームフライ フライニットと同じですね!
初代は『かかとから接地する者は履くべからず』と言わんばかりのデザインで、かかとに補強が無かったので、一般ランナーとしてはこの変更は嬉しいところ。笑
余談ですがNEXT%は写真見る限りだと、かかと部の補強は黒いアウトソールではなく白っぽいパーツがついているのみ…?(NEXT%に似たソールのズームフライ3は、かかとも黒いアウトソールです)
ヴェイパーフライ 4% フライニットの第一印象
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軽っ!!
これに尽きます。
まず箱を持った時点で軽い。
「えっ??」って思うくらいズームフライフライニット等とは重量が違います。
次に履いてみると…
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軽っ!!!(2度目)
まだアディダスの匠senやアシックスのターサージールと比べると多少重い(いや、この厚底で他社の薄底シューズと比較できる重量って、めちゃくちゃすごいことなんですがw)んですが、それを感じさせません。
最近は足へのダメージを考えて厚底のシューズを履くことが多かったためか、見た目とのギャップなのか、とにかく恐ろしく軽く感じます。
フライニットのフィット感が相変わらず素晴らしい
TK
外観を見ての通り、従来の靴のようにシュータンなどパーツが分かれていません。
文字通り靴下のような構造なので、横浜トライアスロンのエリートの部では靴紐を使用せずに履いている人もいたほど…!
もともと軽い靴ですが、さらに若干の軽量化もできそうですね!
一方で靴下のようということは、一般的な靴よりも伸び縮みする余地も大きいということ。
人によっては『シュータンで甲を抑えて、かかと周りもがっちりホールドして、紐でしっかり縛りたい!』という方もいると思うので、万人にパーフェクトというわけではありません。
でもぜひ一度試してみてほしい素材ですね!
ヴェイパーフライ 4% フライニットの重量
ズームフライシリーズとヴェイパーフライ、最近出たHOKA ONEONEのカーボンシューズ、他社の薄底シューズとの重さ比較です!(個体によって数グラムの誤差はあります。)
- 通常ズームフライ :238g(28cm)
- ズームフライsp fast:220g(28cm)
- ズームフライFK :238g(28cm)
- ヴェイパー4% :195g(28cm)
- Carbon Rocket :218g(27cm)
- Carbon X : 240g(27cm)
- 匠SEN :165g(27cm)
- ターサージール :170g(27cm)
やはりナイキのズームフライと比較しても頭一つ抜けて軽いですね…
HOKA ONEONEはマラソンをやっている人にはあまり聞き慣れないかもしれませんが、ウルトラマラソンやトライアスロンでは有名なシューズ。特にIRONMANの世界選手権では何度も使用率No.1を取っている人気ブランド!
ヴェイパーフライ 4% フライニットは速く走れるのか?
一言でいって、今まで履いたシューズとは別次元です。
比較的シューズの変化に鈍感な私でも分かる…。
ズームフライは『万能シューズ』という印象ながら、自分の中のペースよりも若干速く走れていました。
ヴェイパーフライは、ズームフライに慣れていると、軽さから「足が空回りする」感覚すら覚えてしまいます。
そして反発力。
ヨメ
息子
TK
適切な表現が難しいのですが、着地した次の瞬間に『足が弾む』。
『地面からの反発を使うってこういう感覚なのかな?』と初めて感じさせてくれる様なシューズ。
ここまで優れた反発力・クッション・軽量性を併せ持ったシューズは初めてです。
バランスがいいとかいうレベルではなく、どの面においても今までの中で最高レベルというのが恐ろしい。
ヨメ
TK
ズームフライフライニットとヴェイパーフライの違い
カーボンプレートに注目が集まったヴェイパーフライ。
一方、初代ズームフライはカーボンナイロンのプレートでしたが、ズームフライフライニットになってカーボンプレートにアップデートされました。
ヨメ
TK
- リアクト:ルナロンからクッション・反発・軽量性を向上
- zoom X :過去最高のエネルギーリターンと軽量性
リアクトはバランスの良さと耐久性の高さが特徴の素材でしたが、zoom Xは反発力と軽量性と言う速さに特化した素材。
カーボンが速さの秘密かと思われましたが、実はzoom Xがかなり大きな役割を果たしている…?
初代ズームフライとズームフライフライニットであまり重量が変わらなかったのですが、アッパーがフライニットで軽い分、カーボンナイロンよりもカーボンプレートが思いと考えられます。
その重量増につながるカーボンを、最新素材の軽量・高反発zoom Xが引き立てることでこの靴が出来上がっているのかもしれませんね!
HOKA ONEONEのCarbon Xはライバルとなるか?
最近、HOKA ONEONEもカーボンプレートを使用したシューズを発売して話題になっています。
しかし上記の通り、ヴェイパーフライ4%の特徴はカーボンプレートよりもカーボンとzoom Xの組み合わせにあるように感じられます。
重量の近さから言うと競合はHOKA ONEONEの競合はズームフライフライニットでしょうか…?
もちろん、走り方と靴の相性もあります。
Carbon rocketは18,000円、Carbon Xは24,000円となかなかの高額シューズな上、こちらも実店舗どころかネットでも売っているところはまだ少ないです…
(その上ナイキよりも所有者が少ないのでサイズ感が分からずネットで買うリスクが高め)
機会があったら試してみたいシューズではありますね!
なぜ買ってはいけないシューズなのか
このクッション、反発、フィット感、そして軽さ…
体験してしまうと『本命のレースはこれしか使いたくない…』と感じさせられました。
TK
その一方で、
- 高い。
- 耐久距離が短い。
- 使うほど反発が落ちるので、本命レースはなるべく新品で行きたい
- 供給が安定してくるとは限らない
と、使い続けるにはなかなか厳しい条件も揃っています。笑
(4に関しては最近は通常価格で楽天でも見かけるようになったので、そろそろ大丈夫? それともNEXT%に入れ替えられちゃう!?)
在庫があるときに数足仕入れておける財力がある人にはとても良いシューズ!?
ヴェイパーフライ NEXT%よりも4%を使用している理由
NEXT%が買えなかった NEXT%と比べても4%が気に入っているポイントもあります!
- かかとのアウトソールは4%の方が丈夫そう
- 練習用シューズとしてズームフライsp、ズームフライフライニットが使える
- 供給の安定性
かかとのアウトソールは4%の方が丈夫そう
上でも述べたとおり、NEXT%はかかと部が黒いアウトソールではなく白いパーツ…おそらく軽量化のためでしょうか?
ヒールストライクの市民ランナーとしてはかかとも補強があった方が嬉しいですよね…
(200kmの耐久距離ではすり減る前に終わるのかもしれませんが。笑)
コメントで情報いただきましたが、NEXT%もかかと部分はラバーパッドとのこと。これなら反発力の耐久距離分は十分に持ちますし、レースである程度使った後も練習用として活躍してくれそうですね!
練習用シューズ
練習シューズはできれば本番と同じ形を使いたいもの…そんな時、4%には2つの選択肢があります!
(初代ズームフライは公式ショップから消えてしまったので割愛。楽天とかでは買えますけどね!)
- ズームフライ フライニット
→言わずと知れた、多くの人が使っているシューズ!リアクト素材による高耐久・カーボンによる反発力とバランスが良く、最近は通販でも1万以下で買えたりとコスパがめちゃくちゃイイ! - ズームフライ sp Fast
→ズームフライ フライニットの登場で引退かと思われたけど、実はフライニットより20g程度軽い。また、クッションは高く反発が少し弱くなるので、着地衝撃を抑えつつ足も鍛えれる。
一方で、新発売のNEXT%はのズームフライ3(7月4日発売。ナイキアプリでは先行販売中)が同じ形になります。
(ズームフライ3はかかとも黒いアウトソールだから練習用にはイイかも!?)
- 新発売なので値段が高い
- 色が緑しかない
と言うことでNEXT%も4%より高いですが、さらにお金がかかってしまいそうなところです…
供給の安定性
一番の問題点はここです。
4%の時も、後継のNEXT%が発表されるまでは全然買えない期間が続きました…。
物が良くても売ってなかったら意味がない…
と言うことで今度はちゃんと安定供給して欲しいですね!
ズームフライ フライニットのサイズ感について
私は26.5cmに薄めの靴下でジャストサイズでした。(基本的にはズームフライフライニットと同じで良いと思うので、持ってない人はそちらを店で試着してみてもいいかも?)
参考までに、初代ズームフライが26.5cmに厚めの靴下でジャスト、sp Fastは薄めの靴下でも通常版の時よりも若干小さめくらいでした。
参考までに、他の靴はこんな感じです。
27.0cm
アディゼロ タクミ sen、アディゼロ ジャパンブースト、ペガサス35
26.5cm
ターサージャパン、ターサージール5、クラウドフロー、ズームフライ(厚め靴下)、ズームフライsp Fast(薄め靴下、少しキツめ)、ペガサス ターボ
26.0cm
クラウドフラッシュ(ショートレース用に裸足前提)
まとめ【ヴェイパーフライ4%フライニットの評価】
軽い、高反発、クッションもある、水を吸いにくい素材とマラソン・トライアスロンに必要な要素が高次元でまとまっています。
問題点は一度手を出すと本命レースにズームフライフライニットは重すぎる気がしてしまうところ…
新作のNEXT%は安定供給がされるかも分かりませんし、練習用のズームフライフライニットやsp Fastが安価で購入できるヴェイパーフライ4%をレース用に準備してみてはいかがでしょうか?
増えすぎたランニングシューズをコンパクトに収納!笑
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NEXT%を先行販売で奇跡的にゲットした者です。
4%の時点で恐ろしいくらいの軽さでしたが、NEXT%はさらに軽いです。
US9(27.0cm)で189gでした。
アウトソールは後足部がラバーパット、前足部がTPU(低密度発泡)の構成で、4%とZOOMFLY FNとほとんど同じ構成でした。
情報ありがとうございます!
いろいろな人の重量計測を見ていると、N%はあ4%よりも3g程度軽かったという人が多いみたいですね!
踵側も黒くはないですがラバーなんですね、それなら耐久性に関しては反発力の前にすり減ることもなさそうですね…